屋根の劣化放置は危険です!よくある劣化サインと適切なメンテナンスをご紹介!

屋根は住宅の最も高いところにあり、紫外線や雨風から内部を守る役割を果たしています。屋根が万全かどうかで住宅自体の寿命が変わるほどです。


しかし自分で確認できないため、どの程度劣化が進んでいるのかわからないですよね?

雨漏りやヒビ割れは、屋根材の劣化が進行した結果といえます。気付いてから工事を依頼するのでは、余計に費用がかかってしまうことも少なくありません。


そこで今回は、屋根の点検が必要なケースから、劣化のサイン、メンテナンスの方法までお伝えしていきます。




■屋根点検が必要なケース


まずはどんな時に屋根点検を依頼したらいいのか、屋根点検が必要なケースを3つご紹介します。


・自然災害が起こったあと

台風やゲリラ豪雨、地震など大きな自然災害が起こったあとは、屋根の点検を依頼しましょう。屋根材がズレたり破損したりすると、地面に落ちて二次災害につながることもあります。


目に見える被害が生じていなくても、一度専門の業者に見てもらいたいところです。

業者の中には、自然災害をいいことに営業をかけてくる悪徳業者もいるため、注意しましょう。


・築年数が15年以上経ったとき

大きな自然災害などがない場合でも、築年数が15年以上になったら点検が必要です。


瓦屋根の場合、瓦自体は粘土でできているため、破損などがなければそのまま使えますが、瓦の取り合い部分に使われている漆喰は、紫外線や雨、風邪によって劣化します。ヒビ割れや剥がれがないか、苔やカビなどが生えていないか、などは確認したいところです。

場合によっては塗り替えも検討しましょう。


・屋根の劣化を指摘されたとき

突然の訪問販売で、屋根の劣化を指摘されるケースが報告されています。

ごくまれにですが、虚偽の劣化を報告して不安を煽り、必要以上の工事を提案する会社もありますので、すぐに鵜呑みにしないことが大切です。

「いつも修理を頼んでいる業者がいるから」などと言って、その場では決めないようにしましょう。

別の会社に点検を依頼して、見てもらうようことをおすすめします。




■屋根の劣化は主に5段階!


屋根の劣化には主に5段階あり、初期の段階で劣化に気づくことができれば、工事費用を安く抑えられます。


第一段階:色落ちがある

屋根の劣化の初期段階として挙げられるのは、色落ちです。色落ちは、屋根の塗料が日光や雨水の影響で色褪せてきた状態です。塗料には断熱や防水など、屋根の劣化を防いで強度を高める効果があります。


色落ちすると、雨水がダイレクトに屋根材に当たり、徐々に腐食が進んでしまいます。すぐに対応が必要なわけではないですが、色落ちが目立ってきたら塗り替えを考えましょう。


第二段階:苔やカビが繁殖する

屋根材が色落ちなどで劣化すると、必要以上に水分を含んで苔やカビが繁殖します。苔やカビというと緑色をイメージすると思いますが、黒い点々や茶色も同様です。雨漏りでカビが生えると、衛生的にもよくありません。


苔やカビは業者に依頼すると高圧洗浄ですぐに洗ってもらえるので、気軽に相談しましょう。


第三段階:ヒビが入る

小さな劣化を放置してしまうと、屋根材にヒビが生じます。メンテナンスをしないまま築10年以上が経過した住宅では、複数ヒビが入っていることも多々あります。


新しい屋根でも、湿気や気温の変化にさらされることでヒビ割れは起きてしまうため、梅雨明けあたりで一度点検するといいでしょう。


第四段階:欠けている部分がある

屋根に欠けている箇所が複数ある場合は、いよいよリフォームを検討する時期です。

屋根が欠けてしまうのは、ヒビ割れを長い間放置した結果。欠けている部分がわずかであれば補修で済みます。

しかし、欠けた部分が近隣に飛んで行って二次災害を引き起こしては大変です。この段階になったら早急に対応しましょう。


最終段階:隙間があいている

屋根材に隙間が広がっている場合は、修復は難しいため、屋根材を交換せざるを得ません。隙間があるということは、屋根材自体が変形して戻らなくなっているということです。隙間からすぐに雨水が侵入してしまうため、屋根の役割を果たせません。


屋根が風でガタガタいっていたら、屋根材が変形しているサインです。屋根材に隙間が広がっていることを疑いましょう。




■屋根の劣化を放置したらこんなトラブルが…


屋根の劣化には気づいていても「費用や工事の手間を考えたらなかなか手がつけられない」という方は意外と多いものです。

しかし、劣化の影響は思わぬところで現れます。


・突然の雨漏り

雨漏りは、屋根のトラブルとして最も多い事例です。一軒家や築年数の経ったマンションの最上階などで起こりやすくなります。雨漏りすると、天井にカビが生え、室内の家電や家具も濡らしてしまうため、定期的なメンテナンスが大切です。


しかし雨漏りといっても、原因はさまざま。屋根材が時間をかけて劣化した結果のため、原因から探らなければなりません。

ただの雨漏りと思って適当な業者に依頼してしまうと、「修理しても修理しても雨漏りする」といったことにも。雨漏りは軽視せず、信頼できる業者に依頼しましょう。


・台風・強風で屋根がめくれる

台風や大雨、突発的な強風による被害が年々増加傾向にあり、大規模な自然災害のあとは「瓦がめくれてしまった」「屋根が軒下から剥がれていた」など、屋根への被害が多数寄せられます。

屋根は高所にあるため、破損だけでは済まず、剥がれた屋根が近隣に飛んで行ったり、軒下に落ちてしまったりなどの二次災害が懸念される部分です。

少しの破損であれば「とりあえずそのままでもいいか」と思ってしまいがちですが、被害が拡大しないうちに対処しましょう。


・瓦がズレて落ちてくる

日本家屋といえば、存在感のある瓦屋根ですが、台風や大雨に最も影響を受けやすい屋根材でもあります。瓦がズレてバラバラになったり、落ちてきたりすることもあるので注意が必要です。

瓦屋根の下には防水シートがあるため、ズレてもすぐに雨漏りするわけではありません。しかし、放置してしまうと防水シートの劣化を早めることになってしまいます。


瓦のズレを確認したらすぐに業者へ修理を依頼しましょう。




■自分で屋根の劣化状況を確認するには


屋根点検が必要な状況や点検の時期についてお話ししましたが「業者に依頼する前に劣化を自分で確認する方法はないの?」と思う方もいると思います。

自分で屋根の劣化状況を確認する場合は、間違っても屋根に登ってはいけません。これから紹介する方法で確認しましょう。


・2階から下屋根の状態を確認

自分で屋根の劣化状況を確認する際に、最も安全で確かな方法は、2階から1階の屋根を確認することです。1階の屋根のことを下屋根といいますが、下屋根が劣化していれば、2階の屋根も同じような状況になっていると考えられます。


・双眼鏡を使って家の外から観察

双眼鏡をお持ちの方は、ご自宅の前の道路や周辺の建物から屋根を観察してみてください。もし劣化を見つけられた場合は、それよりも大きな劣化が潜んでいる可能性があります。劣化には前の段階があることを覚えておきましょう。




■屋根材別のメンテナンス方法


屋根を長持ちさせ、工事費用を安く抑えるには、定期的なメンテナンスが大切です。ここでは、屋根材別のメンテナンス方法をご紹介していきます。


・スレート

スレートは、日本の住宅で多く使われている板状の屋根材です。工事費用が安く、瓦よりも軽くて耐久性が高いことから人気を得ています。


スレートのメンテナンスは一般的に再塗装です。汚れや苔が見受けられる場合は、事前の洗浄も行います。塗装を塗り直せば、防水性や耐久性が復活するので、定期的なメンテナンスが有効です。


ヒビや欠けている部分があり、再塗装で修復できない場合は、カバー工法が用いられます。カバー工法は、既存の屋根に新たな防水紙と屋根材を貼り付ける工法のことで、屋根を撤去する必要がない分、リフォームとしては安価です。


・瓦

瓦屋根のメンテナンスは、粘土でつくられた瓦か、セメントなど化学繊維でつくられた瓦かによって、メンテナンスの方法が変わります。


粘土でつくられた瓦は、破損が見受けられなければ特にメンテナンスの必要はありません。しかし、瓦をつなぎとめるための漆喰は数年で劣化するため、塗り直しが必要です。


化学繊維でできた瓦は、再塗装を行います。セメントは水分を吸収しやすい素材のため、防水加工は必須です。塗装をしなければ、防水性能が徐々に低下してしまいます。


・ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とは、表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンをメッキした薄い鉄材のことです。トタンやブリキも同じ金属製屋根材ですが、トタンよりも錆びにくいことから、広く浸透しました。

ガルバリウム鋼板は0.35mm〜0.5mmととても薄く、軽量で防水性の高い素材です。一番のメリットは寿命の長さで、メンテナンス不要といわれるほど耐久性があります。


しかし錆には気をつけたいところです。洗浄とシーリングの補修は定期的に行いましょう。




■屋根のメンテナンスは信頼できるSKBへ




屋根点検が必要なケースから屋根材ごとのメンテナンス方法をご紹介しました。

屋根は自分で見ることができないため、知らず知らずのうちに劣化が進んでいることがほとんどです。工事費用を安く抑えるためにも、定期的なメンテナンスで予防しましょう。


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