皆さん、はじめまして。栃木県真岡市で建築板金工事を中心とした外装工事を手掛ける株式会社SKBです。
住宅は長年風雨にさらされるうちに少しずつ劣化していきます。特に、雨や紫外線を直に受ける屋根には、気付かないうちにダメージが蓄積しているものです。
劣化のダメージや破損トラブルから住宅を守るためにも、定期的に屋根リフォームを行いましょう。
この記事では屋根リフォームの必要性や具体的なタイミングについて詳しく解説いたします。
■屋根リフォームの必要性とは？
住宅の屋根は目が届きにくい場所なので、傷んだり劣化したりしていてもなかなか気づくことができません。
しかし、晴れた日には紫外線に、荒天の日には風雨にさされる屋根は、気付かないうちにどんどんダメージを受けていきます。季節風や強風が運ぶ砂ぼこりの影響、地震による屋根へのダメージも大きいものです。ほかに、海の近くでは塩害によって屋根が劣化するケースもあります。
最近では建築後数十年、あるいは100年以上にわたって使い続けられる丈夫な住宅が増えてきました。しかし、どんなに高品質な住宅であっても、まったく経年劣化が起こらないということはありません。住宅を長持ちさせるためには、劣化の具合に応じた適切なメンテナンスが必須です。
住宅の寿命は屋根の状態で決まるといわれることがあります。屋根の状態が良ければ壁面や基礎にもダメージが及びにくくなり、結果として住宅全体を長持ちさせられます。
大切な住宅を長く使い続けるためにも、意識的に屋根のメンテナンスをしておくことが肝心です。
■屋根リフォームのタイミングは屋根材によって異なる！
屋根材には瓦屋根やスレート、金属などさまざまな種類があります。そして、屋根に使われている素材によってリフォームのタイミングや頻度は変わってきます。
ここからは、屋根材ごとにメンテナンスのタイミングをチェックしていきましょう。
・瓦屋根
日本で古くから使われてきた瓦の屋根は比較的丈夫で、メンテナンスの頻度も低く済ませられるのが特徴的です。
特に、丈夫な粘土瓦は40年、50年以上にわたって使い続けられることもあります。屋根に釉薬瓦やいぶし瓦、素焼き瓦の粘土瓦などが使われている場合には、それほど頻繁にメンテナンスをしなくても問題なさそうです。
一方、セメント瓦やコンクリート瓦は、粘土瓦に比べるとやや強度が劣ります。こういった屋根材を使っているのなら、20～30年ごとにメンテナンスや塗装を行うのが安心です。
・スレート屋根
スレート屋根には天然スレートと化粧スレートという2つの種類があります。
天然スレートは粘板岩を板状に加工した屋根材です。屋根材としては価格が高いことから、天然スレートが採用される例はそれほど多くありません。
スレート屋根のほとんどは、セメントと繊維質を混ぜ合わせて板状に加工した化粧スレートです。化粧スレートは比較的価格が安く、重量も軽いことから多くの住宅で採用されています。
天然スレートも化粧スレートも、施工時に塗装をすれば30年以上にわたって使い続けられます。一方で、塗膜が塗られていないものは雨水が染み込みやすいため、定期的なメンテナンスが必要不可欠となります。
10～20年を目安にメンテナンスや塗装を続ければ、スレート屋根の劣化を防ぐことができます。
・金属屋根
金属の屋根材にはガルバリウム鋼板やトタン、銅板といった種類があります。多くの住宅に採用されているガルバリウム鋼板は、軽量かつ耐久性が高いという特徴をもちます。
ガルバリウム鋼板の屋根は施工やメンテナンスの方法によっては30年以上にわたって使い続けられます。ただし、メンテナンスを怠ると10年ほどで大きな劣化が起きてしまうこともあります。
屋根材にガルバリウム鋼板を採用するときには、マグネシウムを含む耐久性の高いものを選びましょう。また、屋根材の塗装をする前にサビを落としておくことも、金属屋根を長持ちさせる効果的な方法です。
■屋根リフォームの種類とは？費用や工期についても解説！
屋根の劣化を防ぐためにも、屋根の耐久性をアップさせるリフォームを定期的に実施しましょう。効果的な屋根リフォームの方法には塗装やカバー工法、葺き替えといった種類があります。ここからは、屋根リフォームの方法を詳しくチェックしていきましょう。
・塗装
塗装とは屋根剤を塗り替えるリフォームのことです。屋根材に塗料の上塗りをすれば水が染み込みにくくなり、屋根の見た目の状態もよくなります。
屋根材がそれほど傷んでないのであれば、塗装のみでも十分に対処できます。ただし、すでに雨漏りが起きている場合には防水シートや野地板が劣化している可能性があるため、塗装だけで対処することはできません。
屋根の塗り替えにかかる費用は30坪程度で70〜100万円ほどとなっています。また、塗り替えリフォームには2週間前後という時間がかかります。
・カバー工法
カバー工法とは既存の屋根の上に新たな屋根材を被せるような施工のことです。もともとあった屋根が傷んでいる場合でも、新たな屋根をかぶせてしまえば雨漏りなどのトラブルは起こらなくなります。
現在の屋根に新しい屋根材を重ね張りするカバー工法のリフォームには、30坪程度で180〜260万円前後という費用がかかります。なお、既存の屋根を撤去する手間がかからないため、工事は2週間以内に済ませられることがほとんどです。
・葺き替え
葺き替えとは、リフォームにあたって現在ある屋根をはがし、新しい屋根材を取り付ける工法のことです。屋根に大きなダメージが及んでいるときには、安全のためにも元々の屋根を撤去して新たな屋根を作ったほうがいいかもしれません。
屋根の葺き替えは大掛かりな工事になる上、新たな屋根材も必要となるのでリフォーム費用はやや高めです。使用する屋根材の種類によっても異なりますが、30坪程度で200〜280万円程度という大きな費用がかかります。また、工事にも2～3週間というまとまった時間が必要となります。
■屋根リフォームのポイントは？プロによるアドバイス3つ
屋根リフォームを業者依頼するときには、以下の3つのポイントをおさえておくのがおすすめです。
・屋根リフォームの時期を慎重に選ぼう
屋根リフォームを実施するときには、施工に適した時期を選びましょう。特に重要なのは、雨や台風の時期を避けることです。
雨の多い時期にリフォームを行うと作業が進みにくくなる上、むき出しの屋根に雨水が染み込むなどのトラブルも起きやすくなります。比較的降水量の少ない時期を選んでリフォームをすれば、工事がスムーズに進みます。
・現地調査を丁寧に実施する業者を選ぼう
屋根リフォームにおいては、ほんの少しの不具合があとあと大きな問題に発展することもあります。屋根に起きている問題は放置せず、早めに対処することが肝心です。
屋根のトラブルを防ぐためにも、専門業者に依頼してしっかりと現地調査をしてもらいましょう。現地調査で細かい点までチェックしてくれるような丁寧な業者を選べば、安心して任せられます。
・施工方法が適切かをチェックしておこう
屋根リフォームには葺き替えやカバー工法などいくつもの方法があります。屋根の状態に応じた適切な施工方法を選ぶことも重要なポイントです。
業者に屋根リフォームを依頼するときには、適切な施工方法を提案してくれるかどうかを見極めましょう。気になる点は随時質問し、納得した上で契約に進むことが大切です。
■これから屋根リフォームをするならカバー工法がおすすめ！
屋根リフォームの方法はいくつか考えられますが、費用対効果が気になる方にはカバー工法がおすすめです。コストが比較的安く屋根の丈夫さをアップさせられるというバランスの良さが、カバー工法の魅力です。
ここからは、カバー工法の特徴をいくつかご紹介させていただきます。
・解体作業が不要で廃材が出ないためコストを抑えられる
屋根リフォームというと、もともとあった屋根を解体する施工という印象があるかもしれません。
しかし、カバー工法もともとあった屋根の上に新たな屋根を作るだけなので、解体の作業は不要です。また、解体による廃材も出ないため、処分コストを抑えることが可能です。
・短い工事期間でリフォームを終えられる
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法で施工します。作業工程が少ない施工なので、ほかのリフォーム方法に比べて工事にかかる時間は短くなります。
屋根リフォームの工事中は、業者の出入りが多く落ち着かない思いをするかもしれません。また、騒音が発生して近所に迷惑がかかる恐れもあります。リフォームの工期が短ければ、こういった問題を最小限に抑えられます。
・家の断熱性や防音性がアップする
カバー工法で屋根のリフォームをした場合、屋根を二層構造に仕上げることができます。
屋根が二重構造になっていれば、夏の直射日光の暑さ、冬の冷たい風や雪の寒さが室内に伝わりにくくなります。
断熱性を高めて季節を問わず快適に過ごすためにも、屋根リフォームの際にはぜひカバー工法を採用してみてください。
■まとめ
住宅の屋根は経年劣化によってダメージを受けてしまうため、定期的にメンテナンスを行いましょう。屋根の素材によって異なりますが、10年に一度くらいの頻度でメンテナンスをしておけば安心です。
再塗装や葺き替え、カバー工法などのリフォームを実施し、屋根の状態を良好に保ちましょう。
株式会社SKBは栃木県真岡市エリアで屋根リフォームをはじめとした幅広いご相談を受け付けております。当社には豊富なノウハウをもつ職人が多数在籍しており、お客様のニーズに応じて最適な解決策を提示できるのが強みです。屋根や外壁など住宅に関するお悩みがございましたら、まずは当社までお気軽にお問い合わせください。
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