【雨樋から雨漏り⁉】雨樋から雨漏りする原因はなに?原因や対策方法、耐用年数について紹介

誰もが安心して過ごせる自宅。そんな大切な場所が、突然の雨漏りで台無しになってしまうことは避けたいですよね。

雨樋(あまどい)は、普段あまり意識しない部分ですが、実は家の大事な役割を果たしています。雨樋が雨漏りする原因を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、予期せぬトラブルを防ぐことができます。

この記事では、雨樋から雨漏りが発生する原因やその対策方法、雨樋の耐用年数について分かりやすく解説します。


<目次>

・雨漏りは突然やってくる⁉

・雨樋の役割とメンテナンスの重要性

・雨漏りの対策方法

・雨樋の耐用年数について

・まとめ


■雨漏りは突然やってくる⁉

-雨漏りの問題とその重要性

雨漏りは、家に住む者にとって一番避けたいトラブルの一つです。屋根や壁、天井にシミが現れたり、室内に水が侵入したりすることで、不快感やダメージを引き起こすだけでなく、家の構造に深刻な影響を与えかねません。家の価値も下がってしまうことがあり、修理費用も嵩むため、早めの対応が必要です。


-突然の雨漏りへの不安

特に、普段から家のメンテナンスをあまり意識していないと、突然の雨漏りに戸惑うことも多いのではないでしょうか。普段から何も問題なく過ごしていると、雨樋の状態を気にすることは少ないですよね。しかし、雨樋に詰まった葉やゴミが原因で雨水がうまく流れず、予期せぬ雨漏りに繋がることがあります。


例えば、20年ほど前に一戸建てを購入して以降、特にメンテナンスをしていない場合、家全体の劣化が進んでいるかもしれません。突然の雨漏りが発生すると、その対策に追われ、日常生活にも支障をきたすことがあります。

また、家族全員で過ごす安全な空間が一時的に危険なものとなり、不安感が増すことでしょう。雨漏りが自分たちの家で起きないようにするためには、定期的なチェックと早めの対策が大切です。


■雨樋の役割とメンテナンスの重要性

雨樋は、屋根に降った雨水を効率的に地面へと流すための重要な設備です。適切に機能している雨樋は、家の壁や基礎部分を雨水から守り、家全体の寿命を延ばす役割を果たしています。しかし、定期的なメンテナンスを怠ると、雨樋が詰まったり劣化したりして、雨漏りの原因となることがあります。


-雨樋から雨漏りする原因

雨樋の詰まり 雨樋に葉やゴミが溜まると、水がうまく流れなくなり、詰まりが生じます。これによって雨水が溢れ出し、屋根や壁に浸み込むことがあります。特に秋には落ち葉が多いため、定期的な清掃が必要です。


詰まる原因となる葉やゴミ

落ち葉や枯れ草
鳥の巣や小動物の侵入
砂や泥

予防策としての定期的な清掃 雨樋の詰まりを防ぐためには、年に2回程度の定期的な清掃が効果的です。自宅周辺の植木や樹木の葉が原因となることが多いので、それらを除去するときれいな状態を保ちやすくなります。また、詰まり防止のためのネットやフィルターを設置するのも一つの方法です。


-雨樋の劣化

雨樋は、素材の経年劣化によっても雨漏りの原因となります。これには、金属の錆びやプラスチックのひび割れなどが含まれます。特に古い家の場合、経年劣化による症状が出やすいので注意が必要です。


経年劣化による素材の劣化

金属製の雨樋の場合、5年~10年で錆びが発生し、腐食して穴が開くことがあります。

プラスチック製の雨樋の場合、紫外線による劣化でひび割れることがあります。


劣化サインのチェックポイント

雨樋に錆びや腐食が見られる
雨樋の接続部分が緩んでいる
雨天時に雨樋から水が漏れている


雨樋の役割を理解し、定期的なメンテナンスを行うことで、大切な家を長く守ることができます。


■雨漏りの対策方法

-自分でできる対策

・雨樋の清掃方法と注意点

雨樋の清掃は、雨漏りを防ぐために定期的に行いたい作業です。特に落ち葉やゴミが溜まりやすい秋や風が強い季節の後は、しっかりと確認することが大切です。自分で清掃するための簡単な手順をご紹介します。


用意するもの

手袋(防水性のあるもの)
バケツ
ブラシやほうき
長い柄のスコップ
脚立やはしご(安全第一で)


清掃の手順

安全確認:

はしごや脚立をしっかりと設置し、安定した状態で作業を始めましょう。高所作業になるので、落下防止のためパートナーと一緒に作業すると安心です。

ゴミの除去:

手袋をして雨樋内のゴミや落ち葉を丁寧に取り除きます。柄の長いスコップを使うと底の方まで届きやすくなります。

洗浄:

ブラシやほうきを使って、残った汚れをきれいにしましょう。水を流して雨樋が正常に機能しているか確認します。


・簡単な修繕方法

雨樋に小さなひび割れや穴がある場合、簡単な修繕をすることで雨漏りを防止することができます。

ひび割れの修繕

防水テープを使ってひび割れ部分をしっかりと覆います。テープは、伸縮性のあるものを使用すると良いでしょう。

穴の修繕

防水パッチやシーラントを使います。穴の周りをきれいにした後、パッチを貼ったり、シーラントを塗布して固めます。

≫≫≫過去に雨漏りについての記事も発信しています。

築10年以上の住宅で要注意!屋根工事で雨漏りを防ぐ方法


-プロに依頼する場合

プロに依頼するメリット

プロの業者に依頼することで、以下のようなメリットがあります:

確実で安心な施工作業:
専門知識と経験を持ったプロが施工するため、確実で高品質な仕上がりになります。
早期発見と対応:
雨樋の状態を詳しくチェックし、早期に問題を発見してくれるため、大きなトラブルになる前に対応できます。
保証とアフターサービス:
多くの業者は施工後も保証をしてくれるため、何かトラブルが発生した際にも安心です。


見積もり依頼のポイントとプロセス

プロに依頼する際には、複数の業者から見積もりを取得することが大切です。以下のポイントを見ながら、納得のいく業者を選びましょう。

信頼できる業者を選ぶ:
口コミやレビューを確認し、信頼できる業者を選びます。
地元で評判の良い業者がおすすめです。
見積もりの依頼:
見積もりを複数の業者に依頼し、価格と内容を比較します。
訪問見積もりを依頼し、実際の状態を確認してもらうと正確な見積もりが得られます。
業者との打ち合わせ:
契約内容や施工範囲、保証内容を確認します。

不明点があれば事前に質問し、納得した上で契約を進めましょう。

雨漏りの対策をしっかり行うことで、大切な家を長持ちさせることができます。


■雨樋の耐用年数について

-雨樋の寿命とその目安

雨樋の耐用年数は、素材や環境条件によって異なります。雨樋が長持ちするためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。雨樋の耐用年数の目安について、ご紹介します。

素材ごとの耐用年数の違い

金属製の雨樋

亜鉛メッキ鋼板製:耐用年数は約10年~15年。錆びにくく強度があるが、コーティングが劣化すると錆びやすくなる。
アルミ製:耐用年数は約20年~30年。錆びにくく、軽量で扱いやすいが、強風などで曲がりやすい場合がある。
ステンレス製:耐用年数は約30年~50年。耐久性が高く錆びにくいが、他の素材に比べて高価。

プラスチック製の雨樋

耐用年数は約10年~20年。軽量で施工が容易だが、紫外線や寒暖の差による劣化が早い。


-長持ちさせるための秘訣

雨樋を長持ちさせるためには、以下のようなポイントに注意することが大切です。

定期点検とメンテナンス

年に2回程度、雨樋の状態をチェックし、ゴミや落ち葉が溜まっていないか確認しましょう。これだけで詰まりを防ぎ、雨水がスムーズに流れるように保つことができます。

適切な清掃

清掃は、適切な道具を用いて行います。ブラシやスポンジで丁寧に汚れを落とし、水を流して正常に機能しているか確認しましょう。特に季節の変わり目には必ずチェックしましょう。


-早期発見と修繕

雨樋にひび割れや錆びが見られた場合、早めに修繕することで大きなトラブルを防げます。簡単な修繕で済む場合もあるので、放置せずに対処しましょう。


適切な素材の選択

長期的な視点で、耐久性の高い素材の雨樋を選ぶことも大切です。設置場所や環境条件に合った素材を選び、専門家と相談して決定することで、メンテナンスの手間を減らし、長期間安心して使用することができます。

雨樋を適切に管理して長持ちさせるためには、日常的なチェックと清掃が欠かせません。


■まとめ

雨樋の役割は家の保護において非常に重要です。定期的なチェックとメンテナンスを怠ると、雨漏りや家の劣化を引き起こす要因となります。この記事でご紹介したように、雨樋の詰まりや劣化を防ぐためのポイントをしっかり押さえて、あなたの大切な住まいを守りましょう。


雨樋の定期的な点検と清掃、早期発見・修繕が大切だということを再認識いただけたでしょうか。適切な管理を行うことで、家全体の健康を保ち、長く安心して住み続けることができます。

これからも大切な住まいのメンテナンスを心がけて、快適な生活を維持していきましょう。


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